マメルリハ・インコの餌の種類と選び方

マメルリハインコの画像 マメルリハインコの画像

マメルリハインコの画像 マメルリハインコの画像

マメルリハ・インコの餌の種類と選び方

マメルリハインコの画像マメルリハインコをはじめとした小型のインコに与える餌には、大きく分けるとシード(粟・ヒエ・キビなどの穀物を中心とした植物の種子混合餌)とペレット(必要な栄養を考えて人工的に作られた総合栄養食)があります。

 では、シードとペレットにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。このページでは、マメルリハインコなどのインコの餌の種類と選び方、そしてそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介しています。

(当サイトのすべてのページは本文下の総合ページリンクからご覧いただけます。総合ページリンク一覧はこちらから。)

◇このページ内の各項目をご覧になるときは、以下のページ内リンク一覧(目次)をご利用ください。


マメルリハ・インコの餌の種類と選び方

シード(植物の種子)とは?

 マメルリハインコをはじめとした小型のインコに与える餌には、大きく分けるとシード(粟・ヒエ・キビなどの穀物を中心とした植物の種子混合餌)とペレット(インコに必要な栄養を考えて人工的に作られた総合栄養食)とがあります。

マメルリハインコの画像


 シード(粟・ヒエ・キビなどの穀物を中心とした植物の種子混合餌)には、皮付きタイプ皮なしタイプ(剥き餌)とがあります。

 シードは自然の中で暮らしていたマメルリハインコがもともと主食としていた植物の種子ですので、皮付き、皮なしのいずれの場合でも、与えれば喜んで食べてくれる食いつきの良さが特長といえます。

 でも、なぜシードには、皮付きタイプと皮なしタイプとがあるのでしょう?

 その理由にはいくつかありますが、大きな理由は、飼い主さんの手間と飼い方のスタイルに合わせて2つのタイプが選べるように用意されているということです。

ページ内リンク一覧(目次)に戻る

総合ページリンク一覧から他のページを見る


皮付きシードと皮なしシードのメリット・デメリット

 皮付きタイプのシードは、皮なしタイプと違って、皮に含まれる栄養分も摂取できるので皮なしに比べて栄養が豊富なこと、マメルリハインコ自身が皮を剥いて食べることでストレスの解消に役立つというメリットがあります。

 ただし、その反面、皮付きシードは食べ終わったあとの皮を飼い主さんが片付ける手間がかかるというデメリットがあります。

 また、エサ入れに皮が残っているために、マメルリハインコがどのくらい餌を食べたのか確認しづらいというのもデメリットのひとつといえるかもしれません。

 そうしたデメリットを解消したのが、皮なしタイプのシードです。皮がない分だけ栄養価は落ちますが、飼い主さんの手間が軽減できますので。世話にあまり時間がかけられない飼い主さんに適している、食べた餌の量がひと目でわかる、といったメリットにつながります。

 また何らかの理由で嘴(くちばし)を痛めてしまったインコにとっては、嘴で皮を剥かずに食べられる皮なしタイプのシードは大きな魅力でしょう。

マメルリハインコの画像ただし、皮なしタイプのシードは、皮に含まれる栄養分が摂取できないこと、種子の皮がすでに剥いてあることで種子が死んでしまっていて長期保存が利かないこと、皮を剥いて食べることによるインコのストレス解消が得られないというデメリットがあります。

 そのため、皮付きと皮なしを比較した場合、インコ自身もどちらかといえば皮付きタイプのシードを好む傾向にあるようです。

 また、皮付き皮なしのいずれのタイプの場合も、シードだけでは不足しがちなビタミンやミネラルを副食(ボレー粉、カトルボーン、塩土、小松菜などの青菜や果物)で補う必要があります。

 こうしたことから、マメルリハインコにシードを与えるのであれば、副食も適宜与えることを前提に、(食べた後の片付けの手間がかかりますが)皮付きタイプのシードが理想的と言えます。

 ちなみに、シードは主に粟・ヒエ・キビ、カナリーシードのミックスタイプが主流で、こうしたシードだけでは不足しがちなビタミン、ミネラルの補給にボレー粉やカトルボーン、小松菜やチンゲンサイ、春菊、パセリ、ピーマン、カボチャなどの緑黄色野菜などを適宜用意しましょう。

 ちなみに、カルシウム分の補給には、鳥かごのなかに立てかけておくだけでついばんでくれるカトルボーン(コウイカの甲を乾燥させたもの)やボレー粉(海のカキ=牡蠣の殻を細かく粉砕したもの)を与えるのが一般的です。

ページ内リンク一覧(目次)に戻る

総合ページリンク一覧から他のページを見る

 本文後半へ続きます。


ペレット(総合栄養食)とは?

 ペレットは、タンパク質や、ビタミン、ミネラル、カルシウムなどの小鳥に必要な栄養分をバランスよく配合して人工的に作られた総合栄養食です。

 そのため、シードに比べて栄養価が高く、基本的にはペレットを主食として与えている限り、副食は何も与えなくても問題はありません

 こうした点は、マメルリハインコの飼育に、あまり手間や時間を取れない飼い主さんやにとっては大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、ペレットにはデメリットもあります。それは、ペレット自体がマメルリハインコをはじめとした小鳥たちがもともと食べていたものではありませんので、好き嫌いがはっきり分かれること。つまり、与えても食べてくれないことがある、ということです。

 ヒナ鳥の頃から食べ慣れていないと、与えても食べてくれないこともありますので、最初に与えるときはちゃんと食べてくれるかしっかりと確かめる必要があります。

ページ内リンク一覧(目次)に戻る

総合ページリンク一覧から他のページを見る




 ●出典及び参考書籍

 「小動物ビギナーズガイド・インコ」(誠文堂新光社)/「インコ」(誠文堂新光社)/「かわいいインコの飼い方・楽しみ方」(成美堂出版)/「楽しく暮らせる かわいいインコの飼い方」(ナツメ社)/「遊んでしつけるインコの本」(誠文堂新光社)/「インコ: 住まい、食べ物、接し方、病気のことがすぐわかる!」(誠文堂新光社)ほか

マメルリハインコの画像 当サイト「初めてのマメルリハインコの飼い方・育て方」では、初めてでも安心して飼い始められるマメルリハインコのやさしい飼い方、育て方をご紹介しています。(当サイトのすべてのページは、本文下のページリンクからご覧いただけます。)


マメルリハインコの飼育用品

● マメルリハインコの飼育用品の準備と初期費用● マメルリハ・インコの餌の種類と選び方
● マメルリハインコの飼育に適した鳥かご(バードケージ)の選び方● マメルリハインコのヒナ(雛)の飼育に必要な飼育用品
● マメルリハインコの入手先の選び方と注意点● マメルリハインコ・鳥かごの飼育用品の配置と注意点
● マメルリハインコの水入れの種類と選び方● マメルリハインコのエサ入れ・副食入れの種類と選び方
● マメルリハインコのとまり木の種類と選び方● マメルリハインコが喜ぶおもちゃの種類と選び方
● マメルリハインコのペットヒーターの種類と選び方● マメルリハインコに適したキャリーケースの種類と選び方
● マメルリハ・インコの餌の保存方法と注意点

初めてのマメルリハインコの飼い方・育て方

● マメルリハインコに適した飼育環境と注意点● インコの鳥かご(バードケージ)の置き場所と注意点
● インコの室内放鳥の準備と対策・注意点● インコの餌の与え方・毎日の必要量と餌交換のタイミング
● マメルリハインコの主食・ペレット(総合栄養食)の与え方と注意点● マメルリハインコの主食・シード(種子混合餌)の与え方と注意点
● マメルリハインコの副食の種類・与え方と注意点● マメルリハインコの主食をシードからペレットに切り替える方法とコツ
● マメルリハインコの飼育に必要な毎日の世話と注意点● マメルリハインコの世話・定期的に行う世話とポイント
● マメルリハ・インコの爪切りの方法とコツ● マメルリハ・インコのヒナのさし餌の与え方と注意点
● マメルリハ・インコを手乗りに育てる方法とコツ● マメルリハ・インコの冬の防寒対策のコツとポイント

マメルリハインコの基礎知識

● マメルリハインコの価格と相場● マメルリハインコを飼うための心構えと6つの約束
● マメルリハインコの寿命と長生きさせるポイント● 元気で健康なマメルリハインコの選び方・見分け方
● インコの体のしくみと特徴● マメルリハインコと暮らす魅力はどこにある?


マメルリハインコの画像「初めてのマメルリハインコの飼い方・育て方」のトップページへ

当サイトについて

プライバシー・ポリシー

Copyright(C)初めてのマメルリハインコの飼い方・育て方 All rights reserved.